第30回読谷まつり 開催期間:2004年11月05日~07日
今回は、30回目の節目のまつりとして本村出身、縁のあるアーティストを中心にプログラム構成を行い、テーマ“自律〟のもとこの読谷まつりより羽ばたいた、羽ばたくであろう出演者で「音楽祭」を開催しました。
内容は、村内小・中・高校生のダンスチームによるヒップホップダンス、30数年来に及ぶバンド活動を行っているおじさんバンドのハウリング、民謡会から「でいご娘」、まつり創作 進貢船の常連であった「残波大獅子太鼓」、Kiroro(キロロ)、DIAMANTES(ディアマンテス)、ディアマンテスとのジョイントで渡慶次子ども獅子舞クラブ、キロロと読子連の約180人の子どもたちによる「未来へ」の大合唱、ひがけい子と島太鼓、池田卓等々の多彩な出演者で行われました。
当日は、観衆約15,000人余で会場が埋め尽くされ、終始、出演者と観衆と盛り上がったステージとなり、大いに盛り上がった「音楽祭」となりました。
今回の音楽祭をとおし、村民参加型のまつりを一層深め、多くの方により親しめる「読谷まつり」づくりに寄与できたと思います。
初日は10月31日(日)、第7回目を迎えた闘牛大会。今回のまつりより一週間早く開催し、まつり出演者も多くの闘牛ファンや村民が観戦できるように開催いたしました。また、前回(平成15年)よりむら咲むら内に新しく闘牛場を整備し、観客席の芝・草も丁度いい具合に覆い繁って、またその日は晴天にも恵まれ約2,000人の観衆がまつり闘牛大会を堪能しました。
渡慶次小、古堅中、読谷高校のマーチングで華々しくオープニングをかざり、村内5小学校4年生による集団演技、しまうた、読谷高校ダンス部の創作ダンス、そして折しも関西地区読谷郷友会の残波岬にある「旅人のモニュメント」の建立10周年を祝うため約50人が来村。残波岬で記念会及び祝賀会を催し、まつり会場で琉舞と郷友会の紹介がなされました。「赤犬子琉球古典音楽大演奏会」に楚辺区、喜名区、古堅区、古典音楽研究所、琉舞研究所等多くの方が出演して舞台に華を添えていました。
2日目は、ちびっこ相撲、メンズゲートボール大会、老人会・子ども会による団体演技、受け継ごう読谷の心、まつりフィナーレの「創作 進貢船」では勇敢に帰還した泰期一行を乗せた進貢船が会場に入港してくると観衆も出演者も一体となり、大きな盛り上がりを見せました。出演された長浜区、座喜味区をはじめ古典音楽研究所、琉舞研究所、大城空手道場、喜名小白龍隊等、また読谷高校サッカー部、女子ハンドボール部も毎年進貢船のたいまつ・ノロの炎として出演してくださることに感謝いたします。
文化センター鳳ホールでは、伊良皆区による史劇「今帰仁由来記」が好演され、区をはじめ関係者の演技に観衆から笑い、多くの拍手が送られていました。
勤労者体育センターでは、小中学生、老人会の作品展示に加え、鳥取県淀江町より10年前に寄贈していただいた「ジャンボ傘」が装いも新たに飾られました。
運営スタッフボランティアに明治学院大学の先生、学生、ゴミひろいボランティアに村ラグビー協会より中学生を含む約50人が会場内の美化活動に精を出していました。
また今回より、多目的広場におきまして「ジュニアフェス IN 読谷まつり」と題し子どもたちと読谷村PTA連合会との共催により新たなステージ展開がまつりに加わり、観衆より好評を博していました。今年4月には村観光協会が設立され、初代会長の小平武氏が新たに実行委員に加わりました。
演目
2004年11月05日
10月31日 第7回まつり闘牛大会(読谷むら咲むら闘牛場)
読谷まつり30周年特別企画「よみたんの音楽祭」
司会者:久場 良樹・中沢 初江
○ダンスフェスティバル
・BEN-DEX
・マキアヴェリズム
○おじさんバンド(ハウリング)
・全5曲
○でいご娘ステージ
・ひがけい子&シュビーズ
・當山梨枝子舞踏愛好会(読谷音頭の踊り)
○残波大獅子太鼓ライヴ
・2演目
○Kiroo(キロロ)スペシャルライブ
・全5曲
※「未来へ」合唱 読谷村子ども会コーラス隊(約180人)
○DIAMANTESスペシャルライブ
・全9曲
※「ドゥシンチャーチバリヨー」のジョイント ひがけい子
※「片手に三線を」のジョイント 池田 卓
※「勝利のうた」「花まつり」のジョイント 渡慶次子ども獅子舞クラブ
○スペシャルフィナーレ
・出演者総勢による全2曲
○未来へ繋ぐ花火大会
伝統工芸センター
・読谷山花織展示即売会
歴史民俗資料館
「読谷山のボーシクマーたち」
美術館
「読谷の染織展」
~美術館コレクションより
2004年11月06日
○オープニングセレモニー
・開催宣言:JA沖縄読谷支店長 玉城豊
・マーチング:渡慶次小学校、古堅中学校、読谷高校
○村内5小学校の児童による集団演技
○農作物展示即売、盆栽展、テナント営業
○呈茶:こばと幼稚園、渡慶次小学校、古堅南小学校、読谷中学校、古堅中学校、読谷高校
○関西地区読谷郷友会
○創作ダンス:読谷高校ダンス部
○しまうた:読谷村しまうた愛好者の皆さん
○実行委員長あいさつ:村長 安田慶造
○赤犬子琉球古典音楽大演奏会
「プロローグ」
・島太鼓:ひがけい子と島太鼓
・赤犬子入場:楚辺区
・イリベーシ:楚辺区
・歓迎のことば:村の長(読老連会長 喜友名正輝)
・古典音楽大演奏(かぎやで風節、恩納節、特牛節)
:村内三線、箏、笛、太鼓、胡弓愛好者
・赤犬子大主前のことば:楚辺区
(歌舞「迎え誇ら」)
・かぎやで風:村・各字婦人会役員、村議会議員
・上り口説:津覇澄子琉舞練場
・下り口説:普久原千津子琉舞練場
・器楽演奏:渡りざう、瀧落とし、湊くり節、揚作田節
・若衆ゼイ:新垣満子琉舞研究所
・獅子舞:金城末子琉舞道場
・演舞:喜名区(花いっぱい運動)
・演舞:古堅区(浜千鳥)
「フィナーレ」
・踊りクワディーサー:各自治会の婦人会員
○赤犬子退場
・座直しの演奏:かぎやで風節
○花火
伝統工芸センター
・読谷山花織展示即売会
歴史民俗資料館
「読谷山のボーシクマーたち」
美術館
「読谷の染織展」
~美術館コレクションより
村多目的広場
・第9回読谷まつり少年野球大会
村多目的広場特設ステージ
・ジュニアフェス in読谷まつり
勤労者体育センター
○総合作品展示会
・村内7小・中学校
・読老連
・ラン展示
・都屋の里
・南部国道展
2004年11月07日
○農作物展示即売、盆栽展
○読老連メンズゲートボール大会
○ちびっこ相撲大会
○呈茶
○テナント営業
○団体演技:読子連、読老連
○集合合唱:村立読谷小学校6年生
○「受け継ごう読谷(ふるさと)の心」
・三線・箏・太鼓演奏:村内7小中学校(わたりぞう、安波節、秋の踊り、安里屋ユンタ)
・三線早弾きメドレー:村内7小・中学校代表(祝節、いちゅび小、唐船ドーイ等)
・秋の踊り:な:中村幸子琉舞道場
・舞踊:秋の踊り(中村幸子琉舞道場)
・波平棒:波平子ども会
・舞踊:谷茶前(上地サヨ子琉舞研究所)
・舞踊:四季口説(宮里春子琉舞研究所)
・座喜味棒:座喜味子ども会
・舞踊:海のチンボーラー(石嶺信子琉舞太鼓道場)
・舞踊:櫂の鳩間節(上地美津子琉舞道場)
○創作「進貢船」
「調」
・吹奏楽演奏:村内7小中学校
・手話:手話サークル「ゆんたんじゃ」「花織」
・合唱:混声合唱団「よみたん」
「標」
・太鼓隊:楚辺青年会
・ノロの炎:読谷高校女子ハンドボール部
「航」
・棒術(スー巻):座喜味区
・たいまつ隊:読谷高校サッカー部
・泰期一行:商工会青年部
「迎」
・帰還のことば:泰期(商工会青年部長 當山勝則)
・迎えのことば:村の長(読谷村議会議長 前田善輝)
「宴」
・梅のかおり:津波古アキ琉舞研究所
・花の美童:稲嶺末子琉舞道場
・空手演舞:小林流昭武館 大城道場
・天空:喜名小学校PTA太鼓集団「白龍隊」
・作たる米(作田米):長浜区
・棒術:座喜味棒保存会
・京太郎:津波琴江舞踊研究所
・村興し:嘉手苅林一・幸代琉舞研究所
「送」
・貫花:各字婦人会
・エイサー・カチャーシー:楚辺青年会
「再」
・かりゆしのうた:中村正幸古典音楽研究所
・かりゆしのことば:読谷村商工会長 大城行治
○花火
福祉センター
・囲碁大会(大人・子どもの部)
伝統工芸センター
・読谷山花織展示即売会
歴史民俗資料館
「読谷山のボーシクマーたち」
美術館
「読谷の染織展」
~美術館コレクションより
村多目的広場
・第9回読谷まつり少年野球大会
まつり会場内大駐車場
・命を守るボランティア 愛の献血
読谷村むら咲むら闘牛場
・第7回まつり闘牛大会
文化センター鳳ホール
・伊良皆区による史劇「今帰仁由来記」
勤労者体育センター
○総合作品展示会
・村内7小・中学校
・読老連
・ラン展示
・都屋の里
・南部国道展